日本画家が絵に求める事を聞いてきた
先日、とある日本画家の個展にお邪魔してきた。
美大の大学院を出ていて、風景とも見える抽象画を描く人だ。
彼の作品を見ていると、ふとワクワクしてくる。
そのワクワクは、かつてファイナルファンタジーをプレイしていた時の気持ちを思い出させる。
荒野や遺跡、峡谷を想起させる作品を描く彼と、絵に何を求めるかの話になった。
「もっと向こう側に何かある感じにしたい」
彼曰く、描かなくても向こう側に何かの気配を感じさせることができるはずだという。
その点は私も激しく同意だった。
直接的に見えず、微かなフィルターを通して、向こう側を感じさせる事は、
Wombの作品に置いて1つの大切な要素でもあった。
もっとも、私の場合は直接的だとパワーが強すぎて、強制力が出てしまいそうだから隠した。というのがきっかけだったが。
図らずも彼と求めることが同じだったことで、より「向こう側」を意識するという今までのシリーズのブラッシュアップの可能性を感じた。
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